託児所がある職場の注意点
小さな子どもを抱えて働く介護士にとって、仕事をする上で苦労するのが保育園探しです。
そのため、保育園に入りづらい地域に住んでいる場合、託児所がある介護施設は非常に魅力的です。
また迎えにもすぐに行けるため、安心して働くことができるでしょう。
このほかにも様々な魅力を持つ託児所ありの介護施設ですが、その一方で注意しなければいけない点もあります。
まず、職場に併設されている託児所は基本的に未満児を預かる施設であるということです。
未満児というのは、2歳児(その年度の4月2日時点で2歳である)のことです。
3歳児(年少)以降は、別の保育園や幼稚園に移ることになります。
そのためいずれは保育園探しが必要になってくるのです。
保育園探しに置いて、施設に併設されている託児所が、自治体の認可園や認証園であれば、保育園の入園申し込みにあたって加点がある場合がほとんどです。
しかしそうでない場合は、加点が無いので注意が必要です。
親は転園先の保育園探しや申し込みをし、転園先を確保することを第一に考えますが、実際に今までと異なる環境で生活するのは子どもです。
託児所と保育園や幼稚園では、敷地の規模や園児の人数が大きく異なり、小さな集団で生活していた子どもにとっては、精神的に負荷がかかってしまうかもしれません。
今までと異なる環境になかなかなじむことができず、委縮してしまうこともあるでしょう。
こうした環境の変化から、精神的に不安定になっている子どもをフォローする必要も生じるかもしれません。
子どもへの負荷も念頭に置いておく必要があるでしょう。
仕事をしながら子育てをするということは、なかなか思い通りにならないことが多く、壁にぶつかってしまうことも多々あるでしょう。
託児所付きの職場は魅力的ですが、注意点もありますので、じっくり考慮して応募したいものですね。